悪徳弁護士リストはある?被害を防いで信頼ある弁護士に依頼する手引き
悪徳弁護士に巻き込まれる前に、自分自身を守るための情報を手に入れましょう。
信頼できる弁護士を見つけるためには、その弁護士が過去に懲戒処分を受けたことがないかを確認することが大切です。
悪徳弁護士とはどのような弁護士なのか、悪徳弁護士に騙されず信頼できる弁護士を探す方法を知ることで、あなたが抱える法的問題を解決する手掛かりになります。
悪徳弁護士のリストは存在するのか?
悪徳弁護士とは、不適切な行為をおこなったり、依頼者(クライアント)を騙したりする弁護士を指します。このような悪徳弁護士は地位を悪用し、クライアントの信頼を裏切る行為をおこないます。そのため、悪徳弁護士を避け、信頼できる弁護士を見つけることは非常に重要です。
しかし、具体的な「悪徳弁護士のリスト」が公開されているわけではありません。なぜなら、弁護士の行為が「悪徳」であるかどうかは、その行為の内容や状況によります。そのため、一概に「悪徳弁護士のリスト」を作成することは難しいのです。
以前は、「日本弁護士懲戒処分検索センター」が存在し、2000年1月以降に懲戒処分を受けた弁護士の情報を公開していました。このサイトでは、弁護士の氏名や登録番号などで検索することができ、弁護士が過去に何らかの不適切な行為を行ったかどうかを確認することができました。
しかし、現在はサイトが閉鎖されており、懲戒処分を受けた弁護士の情報を得ることはできません。
したがって、具体的な「悪徳弁護士のリスト」は存在しません。もし、自分が弁護士から不当な対応をされた、悪徳弁護士ではないか調べてから依頼したいという人は、日本弁護士連合会が公開している弁護士情報検索で、登録されている弁護士の所属を知ることができます。
悪徳弁護士の特徴
悪徳弁護士とは、主に金銭的な利益のために違法な行為をおこなう弁護士のことです。
その代表的なやり口として非弁提携があります。これは、紹介手数料を支払い、業者からクライアントを紹介してもらう行為です。弁護士資格を持つ者が、その資格を悪用して不適切な行為をおこなうことで、クライアントの信頼を裏切り、法律業界全体の信頼性を損なう可能性があります。
悪徳弁護士の懲戒処分の事例
弁護士に対する懲戒処分は、その行為が社会的に許容できないものであると判断された場合におこわなれます。しかし、懲戒処分がおこなわれたとしても、その弁護士が必ずしも悪徳であるとは限りません。懲戒処分の内容や背景によります。
例えば、懲戒請求者が無理な要求をした場合や、弁護士会の方針に反する行為をした弁護士に対して懲戒処分がおこなわれることもあります。これらの場合、弁護士の行為が一般的には問題ないものであったとしても、特定の状況下では懲戒処分がおこなわれることがあります。
弁護士の懲戒処分については、Wikipeiaの「弁護士の懲戒処分」でくわしい例が掲載されています。
不当な懲戒処分を除いては、懲戒処分がおこなわれる弁護士の多くは依頼者(クライアント)からの信頼を裏切るような行為をした者です。これらの行為には、適切な法的助言を提供しない、クライアントの資金を不適切に使用する、無理な要求を強いる、などが含まれます。
これらの事例を見ると、悪徳弁護士の特徴や行為を理解することができます。そして、これらの情報を元にあなたが弁護士を選ぶときの参考にすることができます。
弁護士の懲戒の種類
- 戒告
- 2年以内の業務停止
- 退会命令
- 除名
もっとも重い処分が除名で弁護士資格を剥奪して、その後3年間は弁護士になる資格も失います。そのひとつ手前の処分が大会命令で、弁護士資格を剥奪されますが弁護士になる資格の制限は受けません。
弁護士の懲戒について詳しくは、日本弁護士連合会「懲戒制度」をご確認ください。
悪徳弁護士を避けて信頼できる弁護士を見つける方法
弁護士を選ぶときには、その弁護士の評判や口コミを確認することが重要です。インターネット上には、弁護士の評価を共有するサイトや、クライアントの口コミを掲載するサイトがあります。これらの情報を参考にすることで、信頼できる弁護士を見つけることができます。
また、その弁護士の専門分野と経験を確認することも大切です。弁護士には、さまざまな法律分野に対する専門知識と経験が求められます。そのため、自分の問題に対して適切な知識と経験を持つ弁護士を選びましょう。